Pasand Trip in India vol.8〜一度は食べたいインディアンスナック〜
2024.08.16
Pasand Trip in India vol.8〜一度は食べたいインディアンスナック〜
インドの路地を歩いていると、たまに見かけるのが屋台に並ぶ長蛇の列。覗いてみると、大量の油で揚げたスナックを求める列であることがわかったりします。灼熱の太陽の下で日がな1日スナックを揚げているそのお店で買うのは衛生面を考慮すると少し怖いですが、とても美味しそうなのも事実。そこでインドの代表的なスナックを紹介しつつ、安心して買えるお店も紹介します。
『サモサ』は職人たちのソウルフード!?
インド料理店や高速道路の休憩スポットにある売店など、インド料理を扱うお店にはほとんどあるのが『サモサ』。日本人からすると、カレーパンがパイ包みになったような存在。現地ではスナックとして親しまれていて、以前紹介したAmit氏の経営する工場では、作業時間の合間に“サモサ休憩”が設けられている。屋上に出て並んで食べたり、人によってはミシンの近くに腰を下ろして食べる人も。
辛さは抑えめでマイルドな味なので、ケチャップをつけたり、ミントソースをつけたり(もちろんそのままでも美味!)、思い思いのアレンジをしながらパクリとみんな笑顔で楽しんでいる。
長い距離の移動になった際、「お腹が空いた」という私たちに、以前の記事で紹介したドライバーVinodが教えてくれたのが「Haldiram’s」。いまニューデリーで人気のお店で、取材でお世話になる工場への手土産として渡した際もとても喜ばれた。
見た目よりもスパイシーな『カチョリ』
サモサと似たような色をしていて、これまた揚げもの。お店によってハート型だったり、丸い形をしていたり様々なスタイルがあるようで、こちらは『カチョリ』というスナック。サモサと同じような味わいかと思いきや、こちらは甘辛くスパイシー。ひと口、ふた口サイズのものがほとんどで、小腹が空いた時にぴったり。
北インドを代表するスナック『アルーティッキ』
「アルー」はじゃがいも、「ティッキ」はコロッケのことを指しているので、簡単に言えばじゃがいもをこねて油で揚げたものが『アルーティッキ』。北インドの代表的なスナックで、ヨーグルトやチリソースをかけながらスプーンで崩して食べるスナック。そもそもは辛くないので(お店によって変わりますが…)、日本人でも比較的トライしやすい。
インドといえばカレーとチャイ。そこにインディアンスナックが加わるだけで俄然ローカル気分を味わえるはずなので、お腹に余裕があるときに試してみることをおすすめする。
-アーカイブマガジンはこちらから-
Pasand Trip in India vol.1〜インドを訪れる前に知っておきたいこと〜
Pasand Trip in India vol.2〜インドのローカルを体験する〜
Pasand Trip in India vol.3〜ジャイプールで訪れたいショップ〜
Pasand Trip in India vol.4〜宝石の街の路地裏に佇むホテル〜
Pasand Trip in India vol.6〜我が家のように過ごせるホテルに泊まる〜
photography: Akemi Kurosaka
text: Pierre la Roche