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Pasand Trip in India vol.5〜マハラジャの暮らしに想いを馳せる〜

Pasand Trip in India vol.5〜マハラジャの暮らしに想いを馳せる〜

UPALAの生産拠点があり、Pasandスタッフが出張のたびに欠かさず訪れるジャイプール。
この街のあるラジャスターン州は、かつてのマハラジャたちの住居や、避暑、狩猟、来賓用とそれぞれの用途のために建てられた豪華絢爛な施設が数多く残る場所でもあります。今回紹介する『RAJMAHAL PALACE RAAS JAIPUR』も、1729年に建てられたラージマハル・パレスの敷地内にあり、マハラジャが過ごした時間を追体験できる貴重なホテルです。


18世紀に建てられた施設に宿泊できる

『RAAS』はインド国内でラグジュアリーホテルを展開する人気ブランド。1729年に建てられ、かつてはエリザベス2世やエディンバラ公爵も滞在したという由緒あるこの場所を、ラグジュアリーホテルに生まれ変わらせて現代の人に当時の暮らしぶりを伝えている。

ラジャスターン州は古くから大理石をはじめとする良質の石が採掘されている。その石をふんだんに使ったホールやエントランス部分は天井が高く開放感がありながら、灼熱の太陽が注ぐ窓の数と大きさを最適化することで、室内には常に優しい光が入り込む設計になっている。

壮大な庭園にはテニスコートがあり、奥へ進んでいくとウェス・アンダーソンの世界を思わせるシンメトリーなデザインのプールも。現在でも王室の所有物であるこの敷地内にいると、異世界へと入り込んだかのような、古い時代にタイムスリップしたかのような感覚も味わえる。


著名人も滞在した空間で思い思いの時間を

ホテルには13室の客室とスイートが。MAMIが滞在したのは王家に伝わる家宝を含む調度品と現代の工芸が心地よく溶け合った一室。そのほかの客室のなかには、ケネディ、(ダイアナ妃を指す)プリンセス オブ ウェールズなど、かつてこの場所を訪れた著名人にちなんだ名前が付けられた部屋も。そんな歴史に想いを馳せるのもよし、壁面の色やデザインによっても雰囲気が大きく変わるので、自分が落ち着ける空間を優先して部屋を決めるのもよし。予約をする段階から旅の気分を高めてくれる。

2ベッドルームを擁する「クイーン エリザベス スイート」と「マハラジャ スイート」は、13室の客室とは別に独立した空間となっている。

広々としたダイニングテーブルを囲んで、ルームサービスでの夕食や朝食というラグジュアリーな体験をしてみるのも良い旅の思い出になりそう。

フロント、レストラン、ホテル内のあらゆる場所で出会うスタッフの衣装に至るまで世界観が構築されているのも、このホテルで時間を過ごす醍醐味。


マハラジャの世界観に触れながら食卓を囲む

メインダイングはピンクシティと呼ばれるジャイプールの街を意識して作られた「51 Shades of Pink」。宿泊客だけではなく、ローカルのお祝いランチやディナーとしても人気を誇っている。

朝食は庭園に面した「The Colonnade」で。主に宿泊客向けにサービスを提供していて、伝統的なインドの軽食であるドーサをはじめとして朝食メニューやフレッシュジュース、ティーを楽しむことができる。

『RAJMAHAL PALACE RAAS JAIPUR』はMAMIのジャイプールでの定宿。「何度も訪れて、近況を報告しにいくようなat homeな旅も好き」という彼女を、ホテルも毎回あたたかく迎え入れてくれる。歴史と文化、そして現代のラグジュアリーが詰まったホテル体験をするには、このホテルがふさわしい。

【RAJMAHAL PALACE RAAS JAIPUR】
住所:Sardar Patel Marg, Shivaji Nagar, Jaipur, Rajasthan 302001 India
HP:https://www.raashotels.com/rajmahal/

-アーカイブマガジンはこちらから-

Pasand Trip in India vol.1〜インドを訪れる前に知っておきたいこと〜

Pasand Trip in India vol.2〜インドのローカルを体験する〜

Pasand Trip in India vol.3〜ジャイプールで訪れたいショップ〜

Pasand Trip in India vol.4〜宝石の街の路地裏に佇むホテル〜

photography: Akemi Kurosaka

text: Pierre la Roche

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