Pasand Trip in India vol.7〜ニューデリーで訪れたいショップ〜
2024.08.09
Pasand Trip in India vol.7〜ニューデリーで訪れたいショップ〜
文献によれば紀元前6世紀には街としての機能をスタートさせていたというデリー。現在のインドの首都であり政治、経済の中心地でもあるニューデリーは、デリー市内の南側のエリアにあります。当然、最先端の流行も集まるこの街で、いま訪れるべきショップを3軒ピックアップしました。
インドの手仕事の今を映す『RAW MANGO』
PasandディレクターのMAMIの友人、SANJAY GARG氏がデザイナーを務める『RAW MANGO』。ショップ付近でタクシーを降り、グリーンに囲まれた小径を進むとモダンなアーチがあらわれる。そのアーチを潜れば、土っぽいインドとは無縁な、東京にあっても違和感なくなじむような雰囲気の空間が広がっている。
店内には、この国の色彩、哲学、文化を濃く反映しながらも、今の時代にふさわしい服がラックに並ぶ。SANJAY GARG氏は海外留学からインドへ戻り、母国のテキスタイルの可能性を追求するために2008年にブランドをスタート。伝統衣装であるサリーはいかにすれば現代的な表情を持ち得るのか、手織りの技術はどこまで革新していくことができるのか? 店内に陳列されたサリーやドレスは彼の挑戦の結果であり、インドの今を知る手がかりになるはずだ。
【RAW MANGO】
営業時間:Monday to Sunday, 11am – 7pm
住所:31, Block 8, Lodi Colony, Market, Delhi, 110003 India
ローカルにはもちろん、観光客にも愛される『Good Earth』
インド全域にショップを展開している人気雑貨店『Good Earth』。今回スタッフが訪れたのは、Khan Marketに入っている路面店で、マーケット内には『ANOHKI』のショップなど見どころが盛りだくさん。ローカルと観光客がともに買い物を楽しんでいる。
Pasandの実店舗でも販売している大人気のカップ&ソーサーをはじめとした食器やテーブルリネン、テキスタイル、フラワーベースなど、エスニックの香りをまとったアイテムが所狭しと店内を埋め尽くしている。インドらしい動物や植物が描かれているのが特徴で、食卓にあるだけで旅行気分を味わうことができるはず。
【Good Earth】
営業時間:Monday to Sunday 11am – 7pm
住所:Shop No.9 A.B.C.Ground 1st & 2nd FloorKhan Market, New Delhi -110003 India
40年変わらないメニューを守り続ける『Bukhara』
「インド=カレー」と言われて異を唱える人はそう多くないはず。インドを旅すれば少なくとも1日に1回はカレーを食べることになるし、1日に2回カレーという日もあるかもしれない。カレーなのか、ビリヤニなのか、タンドリーチキンやケバブを食べるのか、細かい話はさておき、多くの食事をインド料理レストランでとることになるのは間違いない。
『Bukhara』はITC MAURYA HOTEL内にある北インド料理レストラン。なんとメニューが40年間ほぼ変わらず、北インドの伝統的な味を守り続けている。そしてその変わらない味を求めて、毎日引きも切らずにグルマンたちが訪れている。目を見張るほどの巨大なナン、マトンをドライした一皿、どれを食べても味は一級品。ニューデリーに滞在するなら、一度は足を伸ばしてみてほしい。
【Bukhara】
営業時間:Monday to Sunday 12:30pm – 2:45pm, 7:00pm – 11:45pm
住所:ITC MAURYA, Sardar Patel Marg, Akhaura Block, Diplomatic Enclave, Chanakyapuri, New Delhi, Delhi 110021 India
HP:https://www.instagram.com/itcmaurya/
-アーカイブマガジンはこちらから-
Pasand Trip in India vol.1〜インドを訪れる前に知っておきたいこと〜
Pasand Trip in India vol.2〜インドのローカルを体験する〜
Pasand Trip in India vol.3〜ジャイプールで訪れたいショップ〜
Pasand Trip in India vol.4〜宝石の街の路地裏に佇むホテル〜
Pasand Trip in India vol.6〜我が家のように過ごせるホテルに泊まる〜
photography: Akemi Kurosaka
text: Pierre la Roche