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ガネーシャ像ができるまで 〜職人が生み出す幸運の使者〜

ガネーシャ像ができるまで 〜職人が生み出す幸運の使者〜

2024年1月1日は、天赦日と一粒万倍日の重なる大開運日。
年に数回しかないこの日は大安よりも縁起が良く、一粒の籾が何万倍にも実り幸運になる日とされ、新しいことを始めたり、欲しかったものを購入して使い始めるのに最良の日と言われています。
知識、知恵、邪悪からの障害の除去、幸運の神、商売繁盛の神として愛される、煌びやかな色彩をまとったヒンドゥー教の神・ガネーシャ。
Pasandのショップでも実際に見ることができるガネーシャ像は、まさしく大開運日に合わせて手に入れたいラッキーアイテムの一つ。
職人が生み出す幸運の使者は、どのように作られているのでしょうか。


ジュエリー工場の一角、技を持った職人が石を削り出す

訪れたのはPasandが展開するジュエリーブランド、『UPALA』が作られている工場のとあるフロア。普段から原石を検品して削り研磨するその場所に、拳よりひとまわり大きいローズクオーツの塊を手にした職人が床に座り、油性のボールペンでガネーシャの顔を描き込んでいく。

自分が削るべきガイドラインを描き込むと、高速で回転する刃を石に当てながら粗削りと呼ばれる工程へ。火花が散り、細かい破片も飛び散るほどの衝撃を手で支え、アシスタントは熱によって石が割れないように常に水をかけていく。

粗削りと呼んでいる大まかな形を整えるのに要した時間はわずか20分ほど。にも関わらず、ここから最終的な形に整えるのに丸1日かかるという。小さいサイズのガネーシャだとしても1日に2つ削り出すのが限界。すべて手作業ゆえに、わずかな数しか作ることができない。

原石を削る職人は師弟制度(主に父子の関係が多い)によって代々その技術を受け継いできた。ジャイプール出身のマニーシュの仕事は削るアタリをスケッチし、緻密に石をガネーシャの形に整えていくこと。


精巧にカットされた石に、色彩で息吹を吹き込んでいく

美しくカットされたローズクォーツに、ペインターが色や立体感を加えていく。

この日ペイントをしていたのは、祖父も父もこの工場で働いていたというカルヤーン。10代からこの仕事を始めた彼は現在36歳。驚かされるのは、視力の衰えとともに仕事を継続することが難しく、45歳を目安に世代交代が行われること。それだけシビアな職人芸が、このガネーシャには隠されている。


職人の個性が顔に反映されるのがガネーシャの魅力

1体のガネーシャをペイントするのにかかる時間は20分ほど。カットをする職人たちがある程度の数を揃えたタイミングで、カルヤーンたちペインターは色付けを始める。

厳格に決められたルールがあるわけではなく、石の色や雰囲気から職人がその経験に照らし合わせてデザインしていくため、ペインターによっても顔や色遣いに個性が出るのもガネーシャを選ぶうえでの楽しみのひとつ。目の形、まつ毛のあしらい、ひとつとして同じものは存在しないので、店頭に並んだ際にはひとつひとつのディテールまで細かくチェックして、お気に入りを見つけてほしい。

photography: Akemi Kurosaka
text: Pierre la Roche
※ガネーシャ像はAOYAMA・新宿・恵比寿・大丸神戸にてお取り扱いしております。
全て1点ものにつき個体差の大きなお品物となりますので、ご購入をご検討の場合は店舗へお問い合わせください。

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