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Pasand AOYAMA 〜居心地のよさの理由〜

Pasand AOYAMA 〜居心地のよさの理由〜

表参道駅のB2出口から徒歩2分。Pasand AOYAMAの前を通ると、フワッと心が軽くなるような、異国の地にある友人の家を訪れたような空気を感じることができます。都会の真ん中に、蔦に囲まれた鮮やかなブルーの外壁。存在感が際立つはずなのに、優しげに佇む空間の秘密を解き明かしてみます。


旅でのインスピレーションの蓄積が形に

周りに立ち並ぶショップのなかでも、一際目を引く蔦に囲まれたブルーの外観。そして異国情緒を放つ植物たち。オーナーのMAMI・MASARU夫妻がモロッコを訪れた際に目にした風景や、パリで見かけたカフェのある街並みがイメージソースとなっているそうですが、この街の風景から浮かずに溶け込んでいるのは、Pasandなりの解釈をしてデザインに落とし込んでいるから。

エクステリアを象徴する背の高い木は、ショップ最上階の3階に届くほど。2020年にショップをオープンした当初は1階の天井ほどの高さだったものが、お店の成長とともに大きく育っています。


細部に宿るおもてなしのデザイン

お店の中に足を踏み入れると、丸みを持ったアールのデザインを多く用いているのが目に飛び込んできます。ジュエリーブランドであるUPALAルームへの入り口やフィッティングルームも、直線ではなく曲線を使って優しい雰囲気を演出。

天井などの直線的な部分は塗装をし、丸みのある箇所は左官で塗るなど、お店を訪れた人にどんな気持ちで過ごしてもらいたいか、Pasandの哲学が細部にまで行き渡っています。

「お客様にくつろいでほしい」という思いは、柔らかい質感のモールテックスという素材を使った床にも。さらには、カラフルな石と樹脂モルタルを混ぜた素材を研ぎ出してつくるカウンターなど、お店を構成するあらゆる要素のデザインとして至る所に。

ブランドを象徴するアイテムであるワンピースが一番美しく見える高さだという、地面から1m70cmに設定された銅製のポール。黒やシルバーという硬質なイメージの色は極力使わず、ここにも曲線を作ることで徹底して居心地のよい空間を実現しています。

「天然石のブランドなので鮮やかな部屋にしたかった」という、ジュエリーブランド「UPALA」が展示されている部屋は、黄色とピンクで彩られたディスプレイと、宙に浮いて見える少し不思議なケースが特徴。「宝の石」の世界に没入することができます。


2階は壁のないシームレスな空間

階段を上がった2階は、壁を排除した広々とした空間に。ストックスペースとの区切りもカーテンを使い、裏から光を当てることでホッと一息つける場所になっています。それぞれのフロアに置かれている家具も、2人が国内・海外の旅先で出会ったものを中心に好きなものを選び抜いて配置。

それぞれにストーリーがあるので、ストアを訪れた際にはインテリアを眺めながらそのアイテムが青山へ辿り着くまでの物語を想像するだけで楽しめそうです。

この春オープンした3階には、ラグや食器、クッションなど、ライフスタイル雑貨が素敵にスタイリングされた部屋が。洋服だけではなく、旅をするように暮らす、そんな生活に近づけるアイテムがきっと見つかるはずです。

これまでワンピースを目当てにショップを訪れていた人も、これからはじめてお店に行くという人も、頭の片隅に置いておいてほしいのはPasand AOYAMAのお店自体に見どころが満載だということ。目線を上に下に、視野を広げて眺めてみれば、“居心地のいい部屋”のヒントがたくさん落ちています。

Pasand AOYAMA
東京都港区北青山3-7-3
03-6427-9945

photography: Akemi Kurosaka
text: Pierre la Roche

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